緊急事態宣言は解除されていますが、大阪府や全国の新型ウイルスの感染状況を鑑み、当院では3月から実施している臨時体制をもうしばらく継続し、子どもたちの診療の場を守っていきたいと考えています。当院で実施している感染対策は下記のリンクからご参照いただけます。

202037日 https://aomatsu-clinic.com/info/【重要】新型ウイルスの流行に対する臨時対策/

202047日 https://aomatsu-clinic.com/info/【重要】新型ウイルスの流行に対する臨時対策➂/

202048日 https://aomatsu-clinic.com/info/院内感染対策について/

 

園・学校生活が再開された先月からねつ・せき・はなのお子さまが増えましたが、名前がつく特定の感染症の流行はみられません。例年なら夏によくみられる手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱(アデノウイルス感染症)も今年は(現在のところ)少ないです。小学生以上ではのどの痛みを呈するお子さまが多い印象があります。多くの場合は対症療法のお薬が基本となりますが、経過や診察所見によって追加検査や追加治療(抗菌薬や喘鳴治療薬)の必要性を判断したり、合併症に注意するようにしています。また、一部の地域ではありますが、少し前からみずぼうそう、おたふくかぜの流行がみられます。みずぼうそうは潜伏期間が長い場合があるので、もうしばらく注意が必要です。これらに加えて先月から多いのがカンピロバクター腸炎です。カンピロバクターはおもに鶏肉に付着している食中毒の原因の1つです。カンピロバクター腸炎につきましてはお知らせの次の項をご覧ください。

今年は夏休みが短く、暑い中、もうしばらく学校がつづきます。熱中症を防ぐにはこまめに水分をとり続けることが大切です。園や学校から帰ってきたお子さまの水筒に残っているお茶が多い場合は、あらためて昼間の水分摂取を促していただくようお願い致します。