今週も新型ウイルスに関する不安なニュースが多く、精神的にお疲れになった1週間であったと存じます。小児科医としては子どもが窮屈な生活を強いられているのをみると心が痛みますが、今はいたしかたありません。このような状況には必ず終わりがあります。週末は心の緊張をすこし緩めて、穏やかにお過ごしください。
感染予防における正しい手洗い方法を添付します(正しい手洗い方法)。童謡「森のくまさん」1~3番を歌う時間をかけて行ってください。ノロウイルスやインフルエンザなどの予防でも共通ですので、これを機に習得しましょう。最近、頻繁な手洗いのために手荒れが目立つお子さんが多いです。洗面所に保湿クリームを置いていただき、最後は肌のお手入れをお願い致します。
現在、クリニック周辺の地域では、RSウイルスやヒトメタニューモウイルス、溶連菌感染症などが散見されますが、特定の目だった感染症の流行はみられません。
「子どもが安心して診療を受けられる場」を維持するためには、時間的・空間的な院内環境の整備に加えて、スタッフの体調管理・感染予防も重要と考えています。スタッフのゴーグル着用はそのためです。受付に遮蔽シートを設置していますが、これは患者さまとスタッフの両者を新型ウイルスの飛沫感染から守るためです。不快感をもたれる方もいらっしゃると思いますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。これからも試行錯誤をかさね、地域の皆さまとともにこの難局を乗り切っていきたいと思います。