小児の便秘・おなかの症状について
小児の便秘症は離乳期や幼児期に発症することが多いです。
太くて硬い便を排泄すると、排便痛や肛門の裂傷をきたします。次第に痛みへの恐怖から排便を我慢するようになり、便はさらに硬くなって便秘は悪化します。
また、腸のなかに大量の便がたまった状態が続くと排便反応が弱くなってしまい、便秘はさらに悪化します。
小児の便秘症は、このような悪循環(「便秘の悪循環」と呼びます)に陥ってしまう前の段階で治療することが大切です。
当院では小児便秘症の早期治療を心がけており、便秘の評価や治療効果の判定に超音波エコーを活用しています。お子さまが便秘気味で、特に痛みや肛門からの出血がみられる場合は、早めにご相談ください。
便秘で受診される患者さまへ
初回は問診などに時間がかかるため、可能なかぎり、月曜日午後の『便秘外来』で受診をお願い致します(2回目以降は一般診療の時間帯で可能です)。
ご都合がつかない場合は、一般診療の時間帯(午前診・夕診)でも診せていただきます(受診当日に順番予約をお取りのうえ、ご来院ください)。