クリニック周辺地域の感染症流行状況をお知らせいたします。先月から咳が目立つウイルス感染(風邪)が目立っています。喘鳴(ぜいぜい)を伴い血中酸素が低下している場合もあるので、眠りにくい、咳がでると5回以上続く、えづきや嘔吐を伴う咳が見られる場合は無理せず早めに受診してください。先週くらいから、アデノウイルス感染症がやや増えてきています。アデノウイルス感染症はウイルスの型により症状が異なります。のどが強く腫れ、咳やハナが少なく、高熱が35日続くものが多いですが、気管支炎や結膜炎、消化器症状などを呈する場合もあります。他には感染性腸炎、溶連菌感染症が散見されます。いまのところ、インフルエンザやRSウイルスはほとんどみられません。感染症以外では、喘息発作の悪化、乾燥による湿疹の増悪が目立ちます。エアコンの使用頻度が増えるこの季節、注意が必要です。お部屋の加湿や外用剤による肌のお手入れを行いましょう。